この原稿は、1999年9月にK_Co.がM本氏に「ホームページ最近更新してないから、いっそM本がなんか書いてくれんか」と頼んだところ、書いてくれたものです。

K_Co.


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(木公本正弓尓)


1.筆者のあいさつとテーマについて
 こんにちわ。松本です。今回、K_Co.氏に原稿を依頼されて筆をとることになったわけですが、私、ただ今麻雀において大きな壁にぶつかっております。その壁の名とは、「フリー雀荘」。・・・勝てません。浮けません。この間、雀荘でのトータルの収支を計算したところ・・・あえてここでは数字は公表しません。かなりの額(ちなみに点5)を私は雀荘に寄付しています。もちろん、マイナスのほとんど、というかすべては場代であり、場代を差し引けばプマイゼロ、むしろ少し浮いているぐらいです。「なぁーんだ、じゃあいいじゃねーか!」と思ったそこのアナタ、はたして本当にそうなのでしょうか?私はこのHPのK_Co.氏のまわりの打ち手紹介にも書いてあるとおり、「学年最強を誇る雀士」なのです。おそらくK_Co.氏にとって、学年で唯一対等に麻雀を誇れる人間であろうと自負しています。(もちろん、私にとってもK_Co.氏は学年で唯一対等に麻雀を語れる人間です。)その他の人を我々二人でおいしくいただいてきたのです。(唯一、石#氏はその他の中ではぬきんでていると私は思っているが・・・)ひたすら勝ちつづけてきたのです。それがなぜ雀荘ではプラマイゼロ程度なのでしょうか。腕が違うから?そう思った人は点5の雀荘に行ってみてください。点5の雀荘の客のレベルなんてたかだか知れています。(メンバーの中にはメチャ強い人もいますが・・・)あなたのまわりにいる人とたいしてレベルは変わりません。よぼよぼのボケてるんじゃないか、というジイさん(これが意外と強い!)、発声をしずに鳴く奴(こんな奴は上手下手以前に麻雀をするな!!ムカツク!!)麻雀の腕じゃなくツモるしぐさのほうを磨く奴(してもたいしてカッコよくない、寒い!)、和がれなかった手牌をいちいち公表する奴(こんなことをするのは馬鹿かシロート)、和がれなかった人の手牌を勝手にのぞく奴(こういう事をするのもシロート)・・・こんな奴ら相手になぜ毎回勝てないのでしょうか?そこで私は、どうすればフリー雀荘で勝てるか、ということをテーマに語りたいと思います。しかし、所詮たいして浮いてない人間の考えです。むしろこれを読んだ、フリー麻雀常勝者の方が、私の考え方の間違っているところを指摘していただければ幸いです。

2.赤5
 さて、客のレベルが我々のまわりにいるメンツとそんなに変わらない、と考える以上、原因をルールに求めましょう。我々仲間内にルールと、フリー雀荘のルールで大きく違うのは、1.「赤5がマンズ、ピンズ、ソーズ各一枚ずつ入っている。(チップはなし)」ということと、2.「雀荘は和がり連チャン、仲間内はテンパイ連チャン」この2点だと思います。他にも微妙な違いがありますが、この2つが勝ち負けを左右する大きな要因といえるでしょう。ここで、私はひとつの過程を立ててみました。『私は赤5の使い方が下手である』・・・いきなり正解にたどり着いた気がします。はっきり言いましょう。ああ下手さ!!でもこれはある意味しょうがないと思うんです。仲間内で赤なしでやっている以上、常にフリーで赤アリでやっている人と比べて経験が少ないんですから。麻雀は経験の積み重ねです。しかし、仕方ないで済ますわけには行きません。経験が少ないからこそ、勉強によって補うのです。(いい事いうなあ、今日の私)では、私が失敗した例を見て、そこから反省点を探してみましょう。
<配牌>(南家)
       赤
一三四七(2(2(4[5(9238南 ドラ3

いい配牌じゃないですか。はっきり言って狙いは234もしくは345のメンタンピン三色ドラ1赤1ウラ1の倍満です。この配牌でそれを狙わない人はいないでしょう。この手がこう育ちました。(ちなみに東3局で点棒は大きく動いてません。)

<7巡目>
        赤
二三四六七(2(3(4[5(523安
(安・・・安全牌)

素晴らしい!!これで勝てないはずがない・・・と思った矢先、対面が勢いよく「リーチ!!」しかし、次に五−八萬or4索をつもれば問題ないさ(1索は寒いなあ・・・)と思いながら自摸った牌は・・・5索・・・しかもほんのり赤い・・・対面のリーチにはまったく通りそうにない・・・牌の色とは対照的に青ざめる私・・・しょうがないから安牌切ったさ。一発はヤダもん。2索も5索も通ってません、っていうかソーズが本命。マンズは多分通る。ピンズは2−5筒をはずして頭を2索or5索にいれかえる、という事はできそうです。私は2筒を切りました。だってドラ3索だよ〜ただでさえソーズ本命なのに赤5索なんかで振ったら跳満あるって〜。二巡後、見事に4索を引き入れて5筒を切ってテンパイ・・・ってさっき赤5索しょうぶしてりゃーメンタンピン自摸三色ドラ1赤1の倍満じゃーん!!でもきっと相手の待ちは2−5索さ・・・っと思っていたら対面、「ツモ」・・・和がり牌は・・・3索 〜〜!?

 対面・北家
  赤
五五五(6(7(8(8(823445 ツモ3 ドラ3 裏ドラ(7

メンタンツモドラ2赤1裏1.ハネマ〜ン。

結果論になりますが、あの5索が赤くなければ、私は切っていたでしょう。おそらく、これを読んだ方のほとんどが、「赤くなくても赤くても5索待ちならあたるし、5索待ちじゃなきゃあたらん。だから、赤いから切れんかった、というのはおかしい!!」とおっしゃるでしょう。ハイ、その通りです。でも・・・本当にあなたは切れますか?おそらく私は何度打ってもこう打ちますよ。特にその雀荘は一回ラスを引くと、小さなトップじゃ補えないぐらいラスのウマは大きいんです・・・
まあそれでも切る人っていうのが雀荘で勝てる人なんでしょうね。

これを読んだ赤入り麻雀上級者の皆さん、意見お待ちしてます。そして私の赤の扱い方について教えていただければ幸いです。赤は粗末にしてはいけないし、大事にしすぎてもいけない。やっかいなもんですね。

 ちなみに・・・現在のところ、私が感じたフリー雀荘の謎(今後研究予定)
・何故みんなあんなに鳴くのか・・・一巡目からオタ風一鳴きをよく見る・・・
・槓が多すぎ。誰かがリーチしてても「槓!」。門前を崩してまで大明槓!!ドラが増えるのはあんだだけじゃねーぞ!
・赤入りのくせに、ドラと違う色に無理に染める人多し。ムリ染めは得なのか?

以上、試験週間に雀荘に通いつづけ、翌週「先週30半荘打ったサービスです」と、5回分のゲーム無料券をもらって複雑な気持ちになった松本でした。



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